初等算数科教育法 【1単位目】

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    資料紹介

    初等算数科教育法 【1単位目】

    1.速さの概念を理解させるための算数活動として扱うよい指導法について述べよ。

    2.次の文章題の特徴について述べ、この解決案を示せ。
    「タンクに水を一杯入れるのに、Aの管だけでは24時間、Bのだけ入れると12時間かかる。AとBの管を同時に使うと何時間かかるか」

    3.概数の指導で必要な位や、けた数を示すには、どのように表現したらよいか。具体例「24726」を例に使ってイ「百の位までの概数」とロ「上から2ケタまでの概数」を述べよ。

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    初等算数科教育法
    【1単位目】
    1 速さは、距離と時間の結合によって生まれる概念といえ、それを表すには、単位時間当たりに進む距離による方法と、単位距離を進むのに要する時間による方法の2通りが考えられる。実際の場ではどちらも用いられているが、単位距離を進むのに時間による方法は、時間が小さいほど大きくなる。数値の大小が、速いと遅いとの見方と反対になる。そこで「速さ」というときは、ふつう単位時間当たりに進む距離による方法がよく用いられている。
    その指導法として、まず数直線で直観的にとらえさせ公式にまとめてその活用を図る。
    【テキスト117ページの上の表を写す】
    すなわち、速さを単位時間に進む距離としたとき、速さ・時間・道のりの間に(距離)÷(時間)=(速さ)の関係が成り立つ。
    これを踏まえて、A君が12秒で96m進んだのと、B君が7秒で49m進んだのでは、どちらが速いかを解かせる。
    1つ目の解き方は、1秒当たりに進む距離を求める方法である。その式はA君が96÷12、B君が49÷7となる。これを計算すると、A君は1秒当たり8m進むのに対し、B君は7m進むので、A君の方が速いということがいえる。...

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