グルタミン酸発酵実験 実験レポート
1.目的
現在、グルタミン酸ソーダの工業生産に用いられているCorynebacterium glutamicumの菌株の1つを用いて、菌の増殖・グルコースの消費量・グルタミン酸生成量を測定、定量することでグルタミン酸醗酵の経過を追跡する。また醗酵液からうまみ成分であるグルタミン酸ソーダの粗結晶を単離する。
2.実験方法
教科書Ⅵ-52~55頁の内容に従って実験を行った。ただし、以下の点を変更した。
・ビオチンは5mg/200ml作成した。
・グルコース定量における37℃での反応時間は5分とした。
また、培地作成でグルコース溶液とビオチン溶液を作成する際、ともにメスアップせず目的量分の脱イオン水を足してしまったため、それぞれ最終的にできた溶液は153ml、201.8mlであった。
3.実験結果
3-1.尿素の添加
フェノールレッドによる呈色の様子、またフェノールレッドの呈色により尿素を加えた時間および量を以下に示す。
表1.経時変化に伴うフェノールレッドの呈色および尿素の添加量
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