高分子合成化学レポート
実験1.アクリルアミドの単独重合
目的
2,2´-アゾビス(2-アミジノプロパン)二塩酸塩(AAPD)を開始剤とするアクリルアミドの水溶液中でのラジカル単重合を行う。また、班ごとに反応条件を変えて対照実験を行い、重合率との相関について調べる。
方法
配布されたプリントの内容にしたがって行った。ただし、反応条件は、開始剤量…0.20 mg、反応温度…70 ℃、反応時間…30min.で行った。また、2回目の脱気後の加温操作の際、気体発生量が多かったので、脱気は3回行った。
結果
出来たポリマーは白色の塊状の物質で大変硬かった。
純ポリマーの収量 0.2722 g
純ポリマーの重合率(収率) 53.56 %
また、他の班が行った各条件の単独重合の収率を別紙に示す。
考察
まず、今回のラジカル単重合の開始反応・成長反応・停止反応は以下に示すとおりである。
開始反応
成長反応
・停止反応
重合条件と収率との相関を考察する。そこで、ラジカルの濃度が一定となる定常状
態においての重合速度ついて考える。それぞれの反応の一般式を下に記す。ただし、
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