資料紹介

プラント業務の進め方についての勉強会にもちいた資料です。工程管理、組織管理、スケジュールなどの要点をごく簡単にまとめています。

資料の原本内容

「プラントプロジェクトの進め方について」　解説
プラント業務の流れ
営業
装置の営業。新規技術の情報入手。新規顧客の情報入手。
装置の宣伝、広告。
プラント計画
システムの基本計画と見積もり
プラントを設計するための情報の確保。
プラント受注
受注契約
価格、工程、費用受領の条件など。
詳細設計
機械、計装、建屋配置の設計。
購買
機器、部品などの購買手配。
購買予算の管理。
機器組立て
機器類の社内組立て。
社内検査、現場作業の準備。
現場据付
現場でのプラント据付作業。
試運転
装置の性能検査のための試運転。
本運転の条件出し。
装置機能分析
装置機能の保証に関る分析。
引渡し
装置引渡し文書の準備。
装置維持管理方法の確認。
最終受領の条件。
４．プラントプロジェクト組織体制例
顧客 建設業者
本社組織　（設計実施部隊） 社長又は部門長；　　全プロジェクト責任
プロジェクトマネージャー；　総括責任者
営業担当者；　営業窓口　
計画担当者；　計画、初期見積もり担当
設計担当者；　詳細設計担当
計装設計担当者；　電気計装設計担当
購買担当者；　機器、部品類購入担当
工事責任者；　現場工事管理責任者
試運転責任者；　試運転管理責任者
分析担当者；　性能分析担当者
現場組織　（現場工事実施部隊） 支社サポート組織　（支援部隊） 現場代理人；　現場工事総監督、責任者
安全管理者；　現場安全衛生管理者
現場担当者；　監督補佐　
試運転責任者；　試運転管理責任者
計装担当者；　電気計装の試運転責任者
　サブコン　(工事補助外注会社) 現場営業担当者；　現場に近い支社の営業窓口
現場工事業者；　現場付近の業者選定の場合
試運転補助；　現場付近での作業補助
装置維持管理担当；メンテナンス対応、契約
5．　工程管理のポイント
営業
顧客（Key‐man）をとらえること。
プラント計画
プラントのInput とOutputを確実にとらえること。
客が何を中心に考えてプラント計画したいか。
全体予算の大枠(原価、限界受注額)を把握すること。
プラント受注
限界利益率(15％以上)の確保。
費用受領のスケジュール確定。
詳細設計
各機器などの仕様の確定。
コストダウン、省エネに配慮。
メンテナンス性、システム管理を考慮。
購買
購買予算(原価の20％以上減目標)の管理。
原則　3社購買(3社からの見積もりを取り比較)。
品質管理、納入工程管理。
機器組立て
現場作業量の低減、コストダウン。
検査体制の確立。
現場据付
工期管理。　安全管理。
工事作業員監督。
試運転
保証値、装置性能の評価手順の明確化。
工期管理、引渡しまでの運転管理。
装置機能分析
保証値項目の把握。
第3者の立場で装置評価。
引渡し
装置引渡し文書(最終仕様書、マニュアル、機器個別仕様書、操作説明書、
システムフロー図、配置図など)
装置維持管理条件の明確化。
最終の費用受領の条件。

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