生徒指導・進路指導の研究 佛教大学 レポート

閲覧数2,007
ダウンロード数6
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    年度:2009
    評点:B
    所見:生徒指導の目的・留意点をもう少し整理して示し、中学校・高等学校でとくに強調すべき点は何か詳述することが望ましい。

    中学・高校における生徒指導の原理は何か、また、その際の留意しなければならないことは何か、説明してください。
     ⇒
    ■生徒指導の原理
    生徒指導とは、『生徒指導の手引き』に示されている通り、児童・生徒の人格を尊重しつつ、個々人の個性の伸長を最大限にはかり、総合的な人間形成をめざした教育活動といえる。つまり、一人ひとりの児童・生徒の置かれている環境や社会的諸条件に即して、これに主体的に対応し、集団での人間関係の改善や協調性の向上を図り、自己指導能力や自己教育力を高めて自己実現が可能となるような資質と態度を育てる教育的な指導・援助である。ここで重要なのは、諸資質の伸長が、教員の物理的な強制力や、内申書を楯にとったような、教員の社会的権力に基づいた力の指導による押し付け・強要ではなく、児童生徒の納得・自発的変容を促す心の指導でなければならない点である。「馬を水辺まで連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」ということわざがよくあらわしている。
    また、生徒指導の基礎となる人間観について、「人間の尊厳と言う考え方に基づき、ひとりひとりの生徒を常に目的自身として扱うことを基本とする。これは、内在的な価値を持った個々の生徒の自己実現を助ける過程であり、人間性の最上の発達を目的とするものである。」と述べられている。
    そして、生徒指導の原理として4点あげており、それは、①自己指導の助成のための方法原理、②集団指導の方法原理、③援助・指導の仕方に関する原理、④組織・運営の原理、であるとしている。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    設 題
    中学・高校における生徒指導の原理は何か、また、その際の留意しなければならないことは何か、説明してください。
     ⇒
    ■生徒指導の原理
    生徒指導とは、『生徒指導の手引き』に示されている通り、児童・生徒の人格を尊重しつつ、個々人の個性の伸長を最大限にはかり、総合的な人間形成をめざした教育活動といえる。つまり、一人ひとりの児童・生徒の置かれている環境や社会的諸条件に即して、これに主体的に対応し、集団での人間関係の改善や協調性の向上を図り、自己指導能力や自己教育力を高めて自己実現が可能となるような資質と態度を育てる教育的な指導・援助である。ここで重要なのは、諸資質の伸長が、教員の物理的な強制力や、内申書を楯にとったような、教員の社会的権力に基づいた力の指導による押し付け・強要ではなく、児童生徒の納得・自発的変容を促す心の指導でなければならない点である。「馬を水辺まで連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」ということわざがよくあらわしている。
    また、生徒指導の基礎となる人間観について、「人間の尊厳と言う考え方に基づき、ひとりひとりの生徒を常に目的自身として扱うことを基本とする...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。