「現代の「教師に求められる資質とは何か」についてまとめなさい。」
「教職」という仕事のこれまでと、「今後の教師に求められる資質」とは
いつの時代も教員に求められる資質能力とは、「教員の資質能力の向上について」(昭和62年答申「はじめに」より)から読み解くと、「専門的職業<教職>に対する愛着・誇り、知識・技能に裏づけされた「後天的に形成可能なもの」と解されている。
しかしながら、昨今の時代背景の変化に伴い「学歴社会問題」「登校拒否・不登校」「いじめ・荒れる学校」など、現代社会における「今後、特に求められる具体的資質能力」は変化してきている。
中央教育審議会の答申を受け、教員養成のあり方を審議していた教育職員養成審議会は、第1次答申「新たな時代に向けた教員養成の改善方策について」(平成9年8月28日)を文部省に提出。同省は翌年に教育職員免許を改正した。
教員に、強く求められる資質を「生きる力を育む能力」(実践指導力の育成)とされ、大きく三つに分けられた。
地球的視野に立って行動するための資質能力
変化の時代を生きる社会人に求められる資質能力
教員の職務から必然的に求...