第1課題第1設題
「クライエントに沈黙が起こった際の扱い方」
カウンセリングにおいては、その様々な段階で沈黙が起こり、初期段階においては拒絶反応としての沈黙が現れがちである。これは特にカウンセリングに来た動機が自発的でない場合に多く見られ、カウンセリング自体を無視するといった態度がそれである。こういった状況ではカウンセラーがどう反応するかが大切で、少々長く感じられる沈黙であっても共に沈黙を守り慌てた対応をせず、許容の姿勢を伝えることが必要である。
またカウンセリングがある程度進んだ段階で起こる沈黙もある。会話の中である話題に触れた時、来談者の方から沈黙におちいった場合、これが来談者の心の核...