自分探しをする若人へ !
JIBUNSAGASI
序論
自分探し、それは何時の時代もその時代を生きる若者の最大の課題であろう。
歴史からそれを学ぶこともやぶさかではないが、時代の変化を肌で感じ、自分を取り巻く時間、忍びよる予兆から自分の生きる道を模索することを意識的に考えれば、自分探しはもっと、有意義なものになるのではないか。
振り返れば、筆者も自分探しに悩んだ時期があった。結局、いつのまにか本質的なことを追い求める苦痛から逃げて、自らを現実的多忙な生活と快楽にごまかしの年月を経て今日に来た。
それなりの人生を過ごしてきたとは言いながら、やはり若い時期に、ある指針を見つけられずに来た現実は苦い想いとなっている。そんな経験を、これからを生きる若人へヒントとして提示できれば、1人の社会人として意義あることと考える。
おそらく2010年前後の時代、後世の歴史では、大きな潮の変わり目と評されるであろう。
特に世界の中で日本...