児童の権利に関する条約制定の背景と意義 (2)

閲覧数1,354
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     「「児童の権利に関する条約」制定の背景と意義について述べよ」
    従来子どもは守られるべき弱い存在として親の庇護のもとにあるがため、親が自由に扱ってよい存在としてみなされていた。18世紀の思想家ルソーは、子どもは身分や階層に関係なく尊重されるべきであると考えた。子どもの人権という考え方が生まれ、「児童の世紀」著したエレン・ケイは20世紀が児童の権利が、最大限に尊重される社会となることを提唱し、環境が児童に与える影響は大きく教育の重要性を説いた。
    第一次世界大戦後の国際連盟がジュネーブ子どもの権利宣言を採択した、1924年以来、国際社会は子どもたちに生存、健康、教育、保護および参加などの権利を守るという約束を、様々な形で表明してきた。しかし再び戦争は起こり、第二次世界大戦で1300万人の児童が命を落としたといわれている。このように生存権すら脅かされる中、1945年第二次世界大戦は終わり、永世の平和を願い国際連合が結成された。
    翌1946年から児童の権利に関する憲章の作成が開始され、1959年には「児童の権利に関する宣言」が成立した。しかし、宣言は拘束力のないことから、拘束力のある条約の制定...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。