発達心理学 臨床心理学 各発達段階ごとの臨床事例

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    資料紹介

    乳児期
    A児 1歳8ヶ月 女児
    [生育暦]40週で出生。体重2650g、

    来談までの経緯
     家の中にいても、本児は片時も離れず、思うように家事がはかどらない。また、昼寝も眠りが浅く、ちょっとした物音でもすぐに起きてしまうので、静かにしていなければならない。子ども体操教室に行ったところ、泣いて母親から離れず、他児との違いを心配して相談に来た。
     母親から片時も離れられない子どもの相談で来所したケースであったが、母親の話を聞くうちに、家庭では、夫の暴力があることが分かった。父親は母親に対してのみ暴力を振るったが、母親はそのことで精神的に不安になり、その結果、

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    発達心理学 各発達段階ごとの臨床事例
    乳児期
    A児 1歳8ヶ月 女児
    [生育暦]40週で出生。体重2650g、
    来談までの経緯
     家の中にいても、本児は片時も離れず、思うように家事がはかどらない。また、昼寝も眠りが浅く、ちょっとした物音でもすぐに起きてしまうので、静かにしていなければならない。子ども体操教室に行ったところ、泣いて母親から離れず、他児との違いを心配して相談に来た。
     母親から片時も離れられない子どもの相談で来所したケースであったが、母親の話を聞くうちに、家庭では、夫の暴力があることが分かった。父親は母親に対してのみ暴力を振るったが、母親はそのことで精神的に不安になり、その結果、子どもへも大きな影響を及ぼしていた。
     この両親は、大学時代に知り合い、社会人になってから結婚した。恋愛時代は、短気な性格の彼氏という感じであったが、暴力は全くなかった。しいて言えば格闘好きで、クラブ活動はボクシング部に所属していた。結婚後すぐに、自宅で暴力行為が始まった。些細なことでカッとして、ものを投げたり、言葉汚くののしったり、時には殴る、蹴るの行為もあった。ほとんど毎日けんかする両親の様子を...

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