「わが国における健康観の変遷について述べよ。」
<はじめに>
現代の日本は、昔と比べとても豊かになり、贅沢な暮らしになった。特に食生活にいたっては飽食時代になり、季節に関係なく色々な野菜などが食べられる。しかしそれに伴い好き嫌いが多くなり食べ物は賞味期限が切れるとすぐに破棄され、社会全体で食べ物が粗末に扱われているように思われる。
昔の日本では季節のものを保存するなど工夫をしながら大切に食べ物は扱われてきた。食事は人間が健康的に暮らすための大切な要素である。では「健康」とは何か。日本で行われた「健康とは何ですか」のアンケート調査では、1.幸福感がある 2・仕事がある などが最も多かった。結果をみても分かるように、ただ病気をしないなどといった問題ではなく、身体的に良好であり、精神的にも生きがいをもてること、幸せを感じられることが本当の健康だということがわかる。健康に対する考え方はそれぞれあるだろう。しかし全ての人に共通して言えることは、どんな状況に対してもマイナス思考ではなく、どれだけプラス思考で考えていけるかにかかっているのではないだろうか。
<「健康」の歴史>
18世紀の後...