合格レポート
第1課題 第1設題
算数科の学習の問題解決の学習過程は,初めに問題を理解させることである。これは,問題の場面を理解させ,求答事項を捉えさせる。次に既知事項を捉えさせ,問題の条件を確認させることで,問題を理解してもらう。子どもが一生懸命に考えていても,問題を理解していなかった場合は全くの無意味となってしまうためである。
問題が理解できたら,問題を自力解決させる。この段階は,既習事項を使って,子どものできるところまで自分で考えさせ,解決させる。学習活動は,関係図や数直線などに描いて考える手がかりを得るようにし,解決の仕方や結果の見通しを立てる。そして,見通しに添って筋道を立てて考え,自分なりの解決をし,解決した筋道や根拠などを表現させる。
次に,子どもに自力解決の結果を話し合わせる。自力解決の結果は素朴なものから奇抜なもの,発想の違いなど様々である。ここで,教師の補説や適切な指導・援助が必要である。また,学年の発達段階に応じて,ペア,グループ,小集団,全体と適宜を使い分ける。そして,グループで意見交換し,全体で検討し,学び合う。教師は,意見をまとめ,必要なことは指導し,新しいことは教...