英米文学概説 2 日本大学 通信 合格 評価A

閲覧数2,609
ダウンロード数43
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    一度不合格となったため、校正して再提出したものです。参考にしてみて下さい。

    Shakespeareの作品を優れたものとしている特性を「物語・性格描写・筋もしくは構成・雰囲気」の四点を中心に論ずる。
    初めに、物語について触れる。物語は小説と劇双方の基になるものであるが、過去の出来事や登場人物についての述べ方が双方では異なるのである。小説では好きな所で過去の出来事を述べ、読者に理解してもらえるが、劇ではそうはいかない。劇では、観客に知ってもらう必要がある事は役者の語り・行動で伝える必要がある。ShakespeareのHamletではこれをずば抜けて巧くやっているのである。寒い夜に兵士達がHamletの父の亡霊がまた出るのではと思っている場面では、寒さとサスペンスの気持ちがみごとに役者の台詞で暗示される。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    Shakespeareの作品を優れたものとしている特性を「物語・性格描写・筋もしくは構成・雰囲気」の四点を中心に論ずる。
    初めに、物語について触れる。物語は小説と劇双方の基になるものであるが、過去の出来事や登場人物についての述べ方が双方では異なるのである。小説では好きな所で過去の出来事を述べ、読者に理解してもらえるが、劇ではそうはいかない。劇では、観客に知ってもらう必要がある事は役者の語り・行動で伝える必要がある。ShakespeareのHamletではこれをずば抜けて巧くやっているのである。寒い夜に兵士達がHamletの父の亡霊がまた出るのではと思っている場面では、寒さとサスペンスの気持ちがみごとに役者の台詞で暗示される。次にHoratioが亡霊の見える所まで連れて行ってもらうが彼は亡霊など全く信じない。兵士達は彼に信じてもらう為、自分達の体験を聞かせる。こうして観客には亡霊の事と国の現状について知ってもらうのである。そして皆がHoratioに話を聞かせている最中に再び亡霊が現れる。このようにShakespeareは役者の語りを通して観客に物語を理解させつつ観客を興奮とサスペンスの状...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。