読書ノート16

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    物理意識人間組織集団生命地震知覚自己概念

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    東京スタンピード 2009年03月27日 森 達也 人の無意識はある程度まで個人的であるが、さらに深い層は個人的に経験されたり獲得されたりしたものではなく、生得的なものである・・・つまり人はその下意識で繋がっているとの説です●我々の意識は三層構造。知覚できる意識と、その下にある下意識、そして広大な無意識領域。サブリミナルはこの閾下の知覚に刺激を与えます●映像はそもそもが、人の閾下知覚に対してとても強い刺激を与えるジャンル。無意識の領域は広大。顕在する意識が海面だとするならば、下意識は数メートルの深さまで。その下は決して光が射さない無意識の深海。でも時おりは深海の魚が海面に浮き上がる瞬間がある。つまり無意識の領域から意識に洩れだしてしまうものがある。生涯を通じて、多めに見積もっても100万から1000万分の一が海面に浮かぶと言われている。広大な海全体に対しての一匹の魚。図書館に100万冊の蔵書があるとしたら、私たちが閲覧できるのはそのうちの一冊だけ。ところが99万9999冊の蔵書が隠されていることを、私たちは下意識で知っている●大きな地震が起きるとき、たいていの場合、小さな地震が直前まで...

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