第1課題第1設題
子どもの人格形成に影響を与えるものとして遺伝的要因、環境的要因、またその折衷型として遺伝と環境とが相互に影響を与えあう輻輳説とがあるとされている。
エリクソンは人間の発達段階を8期に分け、その第1段階である乳幼児期に養育者との間に基本的信頼が形成されないと、青年期にアイデンティティの喪失が起こったり、生涯にわたって人や世の中を信頼できないと説いた。またフロイトは発達初期の経験がそれ以降とは質的にも異なる意味を持ち、後の人格形成に決定的な影響を与えるとした。このように生理的早産で生まれその人生のきわめて早い段階から環境との相互作用の中で成長していく人間の子どもの成長過程にお...