藁の上からの養子

閲覧数4,437
ダウンロード数2
履歴確認


ハッピーキャンパスアップロードはAdobe Flash Player ver.9 以上から利用可能です。

Flash Playerを設置してください。

ノンプルレシビューアを見る。

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

  • ページ数 : 4ページ
  • 会員550円 | 非会員660円

資料紹介

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

★藁の上からの養子について論じなさい。
1.「藁の上からの養子縁組」とは、他人の産んだ子を嫡出子として届け出ることをいい、①未
婚の女性の産んだ子または不義密通の子につき、その事実を隠したい、②実質は養子縁
組であるが、戸籍上は実親子の外観を作り、子に養子であることを知らせたくない、などの理
由によりなされてきた。
しかし、「藁の上からの養子縁組」は、虚偽の嫡出子出生届である。そのため、次のような
場合にその法的効力が問われる。すなわち、(1)親子が何らかの事情で不和となり、親が子
に対して親子関係不存在確認請求訴訟(人事訴訟法2条2号)を提起した場合、(2)親の死後、
相続に利害関係を有する親の親族が、子に対して親子関係不存在確認請求訴訟を提起し
た場合、などである。そして、これらの場合に子を救済するため、虚偽の嫡出子出生届を養
子縁組とみなすことができないかが問題となる(無効行為転換理論)。
2.判例は、養子縁組の要式性を強調し、無効行為の転換を否定する見解を固持してきた(大
判昭和13年7月27日・民集17巻17号1528頁、最判昭和25年12月18日・民...

コメント0件

コメント追加

コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。