[政治・経済]指導案 裁判員制度

閲覧数5,296
ダウンロード数23
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 全体公開

    資料紹介

    資料の原本内容

    平成○○年○月○日
    高等学校公民科「政治・経済」学習指導案
    実施日 平成○○年○月○日○曜○限目
    3年○組○○名(男子○○名女子○○名)
    学級観
    学年が変わり今は小さなグループが存在するクラス。
    教科書 
    高等学校 新政治・経済 改訂版      清水書院
    ビデオ http://www.saibanin.courts.go.jp/news/video1.html
        政府の配信しているビデオの鑑賞(15分)
        「あなたも参加する刑事裁判~裁判員制度が始まります~」
    Ⅰ 単元名 第3章 日本国憲法と政治機構
    3 裁判所
    1.法の支配と裁判
    2.司法権の独立と裁判官の独立
    3.違憲法令審査権
    4.裁判のしくみ(裁判員制度について)  本時限1限目
    5.裁判制度に対する国民による監視
    Ⅱ 単元の目標
    【関心・意欲】現代日本の司法の動向について関心が高まっている。
    【思考・判断】現代日本の司法の動向から課題を見出している。
    【資料活用の技能・表現】現代日本の司法の動向に関する諸資料をさまざまなメディアを通して収集している。
    【知識・理解】法は国民の代表者によって構成される議会によって、社会全体としての統一的な意思決定として制定されたものであることを理解し、その知識を身に付けている。
    Ⅲ 本時の指導
    ➀ 題材 裁判のしくみ(裁判員制度について)
    ➁ 目標 
    【関心・意欲】司法をめぐる諸問題について意欲を持って理解しようとしている。
    【思考・判断】司法に関する諸制度を支える理念などについて考えをまとめる。
    【資料活用の技能・表現】司法制度改革など裁判制度の動向などについて,資料を活用してまとめることができる。
    【知識・理解】裁判制度の権限・機能についての理解を深めることができる。
     ➂展開  指導内容 学習内容 教師の支援 備考 導入
    (7分) 芸能スポーツの事件について
    例)
    芸能人の麻薬使用やスポーツ団体のとばく疑惑など ニュースで報じられた有名なニュースを元に時勢に関心を持つ
    起訴猶予処分について理解する
    机間巡視を行い生徒の発表を促す
    異論を唱える生徒に対し、さまざまな考え方があることを説明する
    例)有名人であるから逮捕された。
    しかし執行猶予がつくことについての理由
    例)社会的影響力を持つ人のとるべき行動を正すには見せしめとする事も必要なのか
    活発になったところで今回の処分についてどのように考えるか発表させる
    話題の話で盛り上がり私語に注意を払う
    事件の見方は一方校ではなく多角的に問題点を挙げる事に注意する 展開Ⅰ
    (20分)
    展開Ⅱ
    (15分)
    展開Ⅲ
    (5分)
    裁判員制度が導入された理由について
    裁判員の選ばれ方について
    裁判員の仕事と役割
    ビデオ鑑賞
    「あなたも参加する刑事裁判~裁判員制度が始まります~」
    社会人になったときの自覚を促し、法律関係者しか入れないような聖域にしない事を考える
    これまでの裁判官だけが決めていて一般国民が見る時勢が反映されているか理解する
    前年の11月頃に調査票が送られる事を理解する
    調査票にOKを出した人の中から事件ごとにくじで選ばれる事を理解する
    国がさせている仕事ではなく、国民の司法行政への参加である事を理解する
    公判に立ち会う
    弁護人と被告人そして検事などが証拠に対して被告の罪を暴いていく様子を理解する
    評議・評決
    法廷ではなく密室で裁判官と裁判員で罪の有無や罪名を決めることを理解する
    判決宣告・裁判員の任務終了
    判決が被告に言い渡されると任務は終る事を理解する
    過去の事件事例に基づいて刑が確定される雰囲気がある
    例)過去の有名な判例を法律を学ぶ人は覚える事が重要視されている
    これでいいのか生徒に聞いていく
    いきなり来てくださいといわれてもいけない事がある事を説明
    原則,裁判の6週間前までに送り、辞退の有無を確認する
    質問)何故くじで選ばれるのか?
    裁判員への不安がないように支援する
    例)裁判官に質問してもいい
    例)証拠などをみて一人の裁判員として意見を言える
    例)後から怖い目にあうのでと思うかもしれないがプライバシーは守られている。また事件関係者との接触もないように配慮されている
    例)裁判所近隣の保育所の一時保育サービス等を利用して子供がいても参加しやすい
    ポイントで説明をするのではなく強調して復習させる。
    視聴後にワークシートを記載し提出する
    来年1年の間に裁判所に行く可能性があることを言っておく
    板書も行うので時間に注意する
    視聴の準備を早めに行い時間がかからないように工夫する。
    ワークシートは書くことができなければ次回提出する。 まとめ
    (3分) その他の疑問点を考える
    裁判員制度の不明点や、疑問点があるか自分自身で考えることを行う。 生徒からの質問がない場合は、例を挙げて発表を促す
    例)日当の具体的な額は,選任手続や審理・評議などの時間に応じて8000円以内で支払われる。半日で終れば半分ぐらい。 答えられない質問が出た場合は必ず、次の時間の導入で答えるようにする
    生徒に不安感は残さないようにする。 評価 【資料活用の技能・表現】司法制度改革など裁判制度の動向などについて,資料を活用してまとめることができたか。
    【知識・理解】 裁判制度の権限・機能についての理解を深めることができたか。
    ④板書計画
    裁判員制度
    裁判員として刑事裁判に参加して、被告人が有罪かどうか、
    有罪の場合どのような刑にするかを裁判官と一緒に決める制度
    これまでの裁判                   裁判官 3名
    裁判官3名                     裁判員 6名
    対象となる代表的な事件
    殺人  強盗致死傷  傷害致死  危険運転致死
    現住建造物等放火  身の代金目的誘拐  保護責任者遺棄致死
    必ず、多数決で決まるわけではない
    多数派に一人は裁判官がいる事が条件
    裁判員の仕事と役割
    ○公判に立ち会う
    裁判員から質問も行える
      ↓
    ○評議・評決
    評議で意見の全員一致が得られなかったとき
    評決は,多数決によりきまる。
      ↓
    ○判決宣告・裁判員の任務終了
    評決内容が決まると,法廷で裁判長が判決を宣告する
    裁判員としての役割は,判決の宣告により終了する
    ワークシート
    「あなたも参加する刑事裁判~裁判員制度が始まります~」を観て。
    裁判員制度の導入目的について述べよ。
    ①で述べた裁判員制度の目的についてあなたの意見を述べよ。
    3年  組 名前         
    平成21年5月21日より

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。