学校カウンセリングの意義、方法および今後の課題について述べなさい。
学校カウンセリングの意義、方法および今後の課題について述べなさい。
カウンセリングとは、心的構造における、イド・自我・超自我のアンバランスを修正することである。一般的にカウンセリングには、広義の意味、すなわち人生において誰もが持つ悩みに対して相談にのるという意味と、狭義の意味として、誰もが持つ可能性のある悩み、すなわち非社会的行動や反社会的行動、あるいは神経症による悩みに対するものがある。
また、カウンセリングには大きく分けて二種類ある。一つは、クライエントに対してカウンセラーは専門的な知識と技術を用いて治療する治療的カウンセリングである。二つ目は、治療が目的ではなく、子どもの人格がバランスよく発達を遂げるように援助することを目的とする発達援助的カウンセリングである。学校カウンセリングといえば、多くの場合がこの発達援助的カウンセリングをさす場合が多い。
今日、情報化社会や国際化により、価値観が多様化し、学校でのカウンセリングが重要視されてきている。それに伴い学校カウンセリングという言葉もよく使われるようになった。学校カウンセリングとは、一人一人の児童・生徒の教育上の諸問題について...