今、小児科医師が減少していることが医師会の中でも注目されている。厚生労働省の04年医療施設(動態)調査・病院報告でわかった。全国で小児科がある病院は、前年比1.6%減の3231カ所でピークだった90年と比べると、小児科が21.6%減と歯止めがかからない状態にある。言うまでもないが、このことが良い結果をもたらすとは到底思われない。我々はこのことについて深刻に受け止めなければ行けないだろう。
そもそも何故こうも小児科医師が減少してしまったのだろうか。それは単に高齢化社会だけがもたらしたものではないだろう。それに拍車をかけるように小児医療の現状だ。日本脳炎などの予防注射がなくなったことだ。小学4年生の日本脳炎の定期的な予防接種が当面中止されることになった。日本脳炎のウイルスは豚の体内で増え、豚を刺したコガタアカイエカに人が刺され、感染する。感染しても発症は稀で1千人の感染者に1人程度の割合で発症し、高熱や脳の障害で重篤な後遺症が生じる。
今、小児科医師が減少していることが医師会の中でも注目されている。厚生労働省の04年医療施設(動態)調査・病院報告でわかった。全国で小児科がある病院は、前年比1.6%減の3231カ所でピークだった90年と比べると、小児科が21.6%減と歯止めがかからない状態にある。言うまでもないが、このことが良い結果をもたらすとは到底思われない。我々はこのことについて深刻に受け止めなければ行けないだろう。
そもそも何故こうも小児科医師が減少してしまったのだろうか。それは単に高齢化社会だけがもたらしたものではないだろう。それに拍車をかけるように小児医療の現状だ。日本脳炎などの予防注射がなくなったことだ。小学4年生...