第1章 総論[1] 人体の構成
[A]解剖生理学
解剖学:人体の形態や構造を研究する学問
人体解剖学―3つに大別・肉眼的:肉眼的解剖学(統計解剖学)
・顕微鏡:組織学
・愛情→生体:発生学
生理学:人体の機能(しくみや働き)を研究する学問
解剖学と生理学とは
生命の発生と維持を理解する学問
↓
構造や慣常性の破壊・異常
↓
障害→治療及び予防=即ち、医学、看護学
↓
行うために必要な知識→基礎の基礎
[B]人体各部の名称
頭部:顔
頭蓋腔(脳)
頚部:頚椎(頭部を支える)
体幹:胸部―胸腔(食道,気管,肺,心臓)
腹部―腹腔(胃,小腸,大腸,肝臓,膵臓,脾臓,腎臓、副腎,他)
背部―脊柱管(脊髄,脳との連絡)
骨盤―骨盤腔(膀胱,子宮,他)
体肢:上肢
下肢
[C]人体の方向や位置を示す用語
・矢状面
身体を前後に貫く軸(矢状線)を含んで垂直におろした面をいう。矢状面の中で、身体を左右に折半する面を正中面、正中面と体表面の交線を正中線という。
・前頭面(冠状面)
前頭部(ひたい)に平行し、矢状面と直角に交わる面をいう。
・近位...