32.尿失禁

閲覧数1,215
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    看護症状

    代表キーワード

    看護尿失禁

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    尿失禁
    1 症状が生じる病態生理
    1.尿失禁とは
    尿失禁とは本人の意思とは別に尿が漏れてしまう現象をいう。国際禁制学会では,「無意識,あるいは不随意な尿漏れが,社会的,衛生的に問題となっている状態」と定義されている。
    尿失禁の種類としては,切迫性尿失禁,反射性尿失禁,溢流性尿失禁,腹圧性尿失禁,機能性尿失禁が主なものである。原因としては,排尿に関する神経の損傷や排尿筋の障害,そしてトイレが遠すぎて間に合わないといった環境の問題など多岐にわたる。
    2.尿失禁の起こるメ力ニズム
    排尿のメカニズム[図1]
    排尿のメカニズムは「蓄尿」と「尿排出」の二つに大きく分かれる。
    ・「蓄尿」のメカニズム
    ①膀胱に尿が充満する。
    ②膀胱壁の伸展受容体からの刺激が,骨盤神経(副交感神経)を介して大脳にある高位排尿中枢に伝達される。
    ③一般に膀胱容量が150~300mlに達すると初めて尿意を感じるが,まだ膀胱の収縮は抑えられている。
    ④大脳の高位排尿中枢からの排尿抑制指令により,脳幹にある上位排尿中枢が抑制される。その結果,下腹神経交感神経)を介して内尿道括約筋を収縮させ,下位排尿中枢から骨盤神経を介して膀胱...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。