36.転倒

閲覧数1,800
ダウンロード数5
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    看護症状

    代表キーワード

    看護転倒

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    転倒
    1 症状が生じる病態生理
    1.転倒とは
    老化に伴って全身の機能の低下が起こり,環境などのさまざまな影響も加わり,転倒しやすくなる。高齢者の転倒が生じる場所は,33%が居室,29%が道路上,14%が階段・廊下.庭,7%が駅・空港となっている(東京消防庁)。
    2.転倒の原因[表1]
    加齢に伴って身体や精神にさまざまな変化が起こるが,その変化がそれぞれ影響しあって,転倒の危険性を高めているといえる。
    1)身体的要因
    ①視力.聴力の低下
    加齢とともに視力が低下する。また視野が狭くなり,暗順応の時間が延長し,瞳孔が縮小するという変化が認められる。そのため,十分に光量がない場所では視力はさらに低下する。聴力は,特に高音部が聞こえにくくなる。通常の状態であればその危険物に気づいて回避できるが,視力や聴力の低下をきたすと危険物の認知ができにくく,転倒の原因となる。
    ②平衡感覚の低下
    老化に伴って,重心が動揺しやすくなることも,転倒の原因の一つである。老年者は若年者に比べて2~3倍も重心が揺れるのに,それに耐えられる面積は9分の1と狭く,若年者より20~30倍も転びやすいことになる。
    感覚器官の機...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。