(Ⅰ) 目的
ガスクロマトグラフィーによって、濃度未知の試料(気体と液体)の分離定性・定量を行い、得られた結果、クロマトグラム(面積)から与えられた試料を同定し、さらに濃度を求めガスクロマトグラフィーの原理と分析方法を習得する。
(Ⅱ) 材料と方法
[実験1] 気体の分離定量
まず、標準品のエチレンガス(サンプルS)1mlを604mlの三角フラスコへ封入し、そこから0.5mlをガスクロマトグラフに注入した。次に、個人に配布された濃度未知の培養管(tubeG)をガスクロマトグラフへ封入した。このとき、エチレンガスが封入されていない培養間をブランクとした。また、測定は最低2回行い、実験操作により測定値が大幅にずれることを防いだ。その後、得られたクロマトグラフ(面積)から濃度未知のエチレンガスの濃度を求めた。なお、この実験は以下の分析条件下で行った。
<分析条件>
・ガスクロマトグラフ:GC-8A(SHIMADZU CORPORATION、Kyoto,JAPAN)
・カラム:PORAPAK K (SUS) ・キャリヤーガス:ヘリウム
・検出器:FID ・注入口温...