(Ⅱ)花粉の形態と稔性の観察
緒論(Introduction)
ここでは、花粉の形態と稔性の調査をおこない、被子植物の種類による花粉形態の違いを観察し、花粉の発生についての理解を深める。
また、花粉には活性があることを理解し、その調査方法を習得する。花粉は乾燥した状態(乾燥型)と水分を吸収した膨潤の状態(膨潤型)では形態に著しく違いがある。その中でも今回は膨張型を観察する。
材料と方法(Materials and Methods)
・植物材料
<1>膨潤型花粉
カンキツ
・ニンポウキンカン 2x(Fortunella crassifolia Swingle)
・ニンポウキンカン 4x(Fortunella crassifolia Swingle)
・ウンシュウミカン (Citrus unshiu Marcow.)
ブルーベリー
・ハイブッシュブルーベリー(Vaccinium austral Small)
<2>花粉発芽の観察
・“ヒュウガナツ(Citrus tamurana hort. ex Tanaka)
・実験方法
1)膨潤型花粉の観察
カンキツと...