生きている社会 レントゲン

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    資料の原本内容

     かつては、霊だとか悪霊など言われていた病気が、医学の進歩により詳しく分かるようになった。医療手段も、かつてはなすすべもなかったのに、体を切ったり、薬を投与したりして確実に治癒できるようになった。その中に、切らずに内部の様子が分かるレントゲンがある。触診だったら分からないような腫瘍、特に脳内の異常に革命的な進歩を遂げられた。また、異常の場所を確実に察知し、余計な労力を使わずにすむようになった。昔から、悪戦苦闘して突き詰められてきた医学も正しいと思われる道を見つけ、進歩は著しく進んでいる。しかし、今が極限に至ったわけではない。レントゲンにおいても、X線などは多量に浴びると良くないと言われている。また、画期的なMRIなどの機械も、大型で高額となり、一部の大病院でしか扱えないような現状である。更なる進歩により、より安全で小さく安値になり、また新たな進歩をして欲しい。いや、この誰にも止められない目覚しい科学の進歩は、近未来で、今では考えられないような医学となって、よりよい生活が送れるようになっていると、容易に想像がつく。しかし、医学部に入り医者になるのに、ただ単に生物学的なことばかりを教わるのでなく、ずっと使い続ける器具のこととかを把握しなくてはならないことに、改めて実感し、医学は、いろいろな分野の上に成り立っていて、そこも勉強しなくてはならないと思った。

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