混合金属熱分析

閲覧数1,670
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 12ページ
    • 会員990円 | 非会員1,188円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    混合金属熱分析
    実験目的

    1)クロメル-アルメル熱電対温度計の較正を行う。

     2)較正された温度計を用いて、Sn-Pb系合金の状態図を作成する。
    実験内容

    2.1 クロメル-アルメル熱電対温度計の較正

     ここでは純金属の融点(凝固点)を測定し、真の融点との比較から得られた熱電対温度計を較正する。標準試料として、Sn、Bi、Pb、Znを用いる。各試料の融点を表1に示す。
    表1.金属の融点
    熱電対の原理

      物質に温度勾配をつけると起電力が生じる「ゼーベック効果」を用いて温度を測定する。起電力をV〔V〕、温度T〔K〕とすると物質に固有のゼーベック係数Sは、

             S=-                 ――①

      で表わされる。①式を変形すると、

              V=-                ――②

      となる。

       次に図1に示すように物質1(T1)と物質2(T2)をゼーベック係数の異なる2本のリード線でつなぐ。さらに物質2に電圧計(T0)をつなぐ。

    2本のリード線のゼーベック係数をSa、Sbとし、電圧計のリード線のゼーベック係数をSdとす...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。