国語科教育法Ⅱ

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    まず、国語科の指導過程と学校の年間計画の関連性について述べていく。始めに教育課程について触れておくと、学校教育の目的や目標を達成・実現させる為に必要な教育内容を、生徒の発達段階に応じ授業日数との関係において総合的に組織した教育計画と定義できる。この教育計画が指導計画である。更に、指導計画は中学校/高等学校三年間を通じての全体的な指導計画があり、学年ごとの年間指導計画、学期・月・週、単元、一単位時間と細分化された組織構造になる。当然、国語科においてもこの組織に準じた計画と指導過程になる。従って、学校の教育目標や教育課程を確認し、国語科指導計画の立場で作成する必要がある。具体的には、教科書の指導資料を理解した上で、指導時期と配分時間を決定し、教材研究を行いながら計画を立案していく。
    そして、指導計画の基になる学習指導案についても触れておく。学習指導案とは、生徒の学習予定、及びそれに関わる教師の指導予定を平明に示したものと定義される。従って、その内容には学習指導計画が含まれる。
    また、昨今のT・Tやグループ学習の導入など授業の進化に伴い、指導過程が複雑化し、学習指導案も複雑化していることを理...

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