特別活動研究 S0529
特別活動の特徴とねらいを、教科教育と比較しながら説明しなさい。
特別活動の最も本質的な特徴は「集団活動を通して」ということである。
学級活動、児童会活動、学校行事において多人数の集団の中で子どもたちは様々な交流を体験する。その中で集団の一員としての自覚をもとに自分の役割を果たして活動し、集団のルールや協調性などを養っていく。
教科教育が主として知識や技能の理解、習得をめざしているのに対して、特別活動は実践することに主眼がおかれており、「なすことによって学ぶ」ものである。教科書はなく、児童が関心をもって自主的に取り組みやすい内容が多い。仲間と相談しながら行動するという、自発的、自主的な実践活動が展開される。このような特別活動は教員からの強制ではなく、自主的に実践することで自らが生きる力を身につけることができる活動である。
②「学級活動」における「日常の生活や学習への適応及び健康や安全に関すること」の指導上の特質を述べなさい。
日常の生活や学習への適応及び健康や安全の指導において、全ての内容項目について、形式的に指導しても指導の効果が上がるものではない。学級の実態...