~股関節~
<屈曲・伸展>
1回の歩行周期に屈曲運動と伸展運動を各1回行う。踵接地時点では約20°の屈曲位をとる。ここから徐々に伸展していき立脚中期に中間位となった後、立脚後期には伸展位となり、踵離地時に最も伸展し約20°である。この後、屈曲方向の運動になり、足趾離地時には約10°の伸展位、遊脚中期には約22°の最大屈曲位となり、下肢が前方に振り出され、次の踵接地となる。
最大屈曲位(遊脚中期):約22° 最大伸展位(踵離地時):約20° 全運動範囲:約42°
踵接地 立脚中期 踵離地 足趾離地 遊脚中期
(屈曲約20°) (中間位) (伸展約20°) (伸展約10°) (屈曲約20°)
屈曲
伸展
<内・外転>
踵接地時はほぼ中間位で、足底接地まで約4°の内転運動の後、外転運動に移る。立脚中期で中間位となった後も外転運動を続け、踵離地で最大外転位約6°となり、再び内転運動...