固体試料中の金属イオンの定量

閲覧数1,846
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員880円 | 非会員1,056円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    固体試料中の金属イオンの定量

           
               

    目的

    土壌中の交換性陽イオンを多量のNH4+イオンにより置換溶出し、原子吸光光度法によりCa2+を、炎光光度法によりK+を定量する。

     炎光光度法の原理を述べる。金属イオンを含む溶液を高温炎中に噴霧すると、金属塩は熱分解して原子状となる。このとき生成する原子の一部は熱により励起され発光する。この発光を分光して単色光とし、その光を光電装置に導き、電流の強さに変え、分析元素の濃度を求める。

     原子吸光光度法の原理を述べる。フレーム中の原子の多くは基底状態にあって、適当な波長の光を吸収し励起する。この際の光の吸収は理論的にはLambert-Beerの法則に従うので、吸光度測定によって試料中の目的元素濃度を求めることができる。

     ここでは、炎光光度法と原子吸光光度法の原理と操作法、pHメーターの操作法、遠心分離機の操作法を学ぶ。基礎的な実験なので、正確な実験結果が求められる。
    試料と方法

     1N酢酸アンモニウム、約1Nアンモニア水、約1N酢酸、約1N塩酸、Caイオン標準原液とKイオン標準原液とストロンチウム溶液...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。