読書ノート(ジャーナリズムと権力について)

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    資料紹介

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    ジャーナリズムと権力 2010年 大石裕 【権力概念の整理】
    「権力行使主体」:社会に対して影響力を行使できる個人や組織が「権力(者)」と呼ばれることが有る。
    「権力資源」:権力行使主体が所有する「資源」が権力と呼ばれることがある。例えば、政治エリートは制度的な権限や社会的地位を所有しているからであり、またそれに関連する専門的な能力や情報という資源を所有しているから。
    権力は「経済権力」(予算配分など)「政治権力」(政治制度・組織など)「強制権力」(警察・軍隊など)「象徴権力」(メディア・情報など)の四つの形態に分類。国家は最も優位な立場にあり、制度化正当化されているゆえに、社会を統制することが可能であり、逆にそうした優位性が崩れた場合には社会不安が生じ、社会の変化が急速に進む。
    「影響力としての権力」:社会で行使される「影響力」が権力とよばれることもある。この場合、権力は一定の社会関係の中で、他者に対して行使されると捕らえられる。人々を説得し動員する、また世論を操作するといった影響力そのものが権力とみなされる。
    【ジャーナリズムと権力】
    ジャーナリズムとはマス・メディアという組織、及...

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