①子どもの学びという点において、生活科と各教科との関連について述べよ。
②学習指導要領における生活科の3つの目標を示すと共に、それぞれの目標について考察せよ
③生活科と「総合的な学習の時間」の関連について述べよ。
④第1学年と第2学年とで実践を行う際の配慮事項について具体的に述べよ。
⑤生活科固有の特色について述べよ。
⑥学習指導要領における生活科の内容を一つ取り上げ、その内容を指導する際の留意点について具体的に述べよ。
生活科概論
① 子どもの学びという点において、生活科と各教科との関連について述べよ。
生活科の学習は、教科の性格上、国語科、音楽科、図画工作科など他教科との関連が深い。生活科における学習活動が他教科等での学習材となったり、他教科で身に付けた技能が生活科において発揮されたりと、一層の学習効果が期待できる。従って、生活科の指導にあたっては、低学年での教育全体を視野に入れて、合科的、関連的な指導を進めていく必要がある。
合科的とは、単元または1コマの時間の中で、複数の教科の目標や内容を組み合わせて学習活動を展開するものである。関連的な指導とは、教科別に指導するにあたって、各教科の指導内容の関連を検討し、指導の時期や方法を考えて指導するものである。
他教科との関連を図った指導のあり方として、次のようなことが考えられる。
1つは、生活科の学習成果を他教科等の学習に生かすことである。例えば、生活科の学習で身近な自然を観察し、全身で感じることで、それらを言葉や絵、歌で表現したいという気持ちが生まれ、国語や図画工作、音楽での学習活動の動機付けとなるのである。
2つ目は、他教科の学習成果を...