それでは、これから私たちの発表を始めたいと思います。
われわれはJTの投資判断をBUYとしました。
基準日の株価は27万2500円、理論株価は35万5440円となり、現在の株価は本来の企業価値より23%割安であると考えます。
それでは、具体的にJTの事業についてみていきましょう。
本日はこのような流れで説明をしていきます。
この図はJTの事業ポートフォリオです。
JTは国内たばこ事業、海外たばこ事業、食品事業、医薬事業の4事業で構成されています。
特にたばこ事業に関しては、国内、海外合わせて93%を占めており、残りの6%を食品事業、1%を医薬事業が占める状態となっています。
それでは、各事業について個別に事業予測してみたいと思います。
まず、国内たばこ産業についてみてみましょう。
国内たばこ事業は売上高3兆420億円という大規模な事業となっています。
しかし、近年では、国内における健康志向や禁煙規制、喫煙人口の減少、政府の増税などの影響によって、需要が一貫して減少しています。
私たちは、特に国内たばこ事業の将来予測をするにあたって、
「青年人口の減少」と「政府による規制」ということに重...