「ザ・エクセレントカンパニー」を読んで、企業の在り方について自分の意見を述べました。
ザ・エクセレント・カンパニー
日本国内だけでも、何百万という企業が存在している。そんななかで、エクセレント、といわれるべき会社というのはどういうものなのか、それを本書に考えさせられた。
私がこの本を読み終えて感じたのは、「エクセレント・カンパニー」に最も必要なのは、社員にやさしいこと、社員にとって働きがいのあること、経営者のリーダーシップではないかということである。そして心に残っているのは、サンマルINCが周りの人々からエクセレント・カンパニーといわれていたことと、「やる気と誠意」が会社のモットーということである。
社員にやさしい、という部分については、このストーリーにおいて主に視点となっていた川森のセクハラ問題が発生したときにまず感じた。冤罪であり、相手に完全に謀られたものであったのだが、現実に5万ドルの損害を会社に出してしまったし、会社の信用にも影響が出たかもしれない。それでも、東邦水産は、彼をくびにすることなく異動させるのみであった。川森の処遇の決定の前に真実が明らかになったことや、社員の同情などがあったのも確かだが、この会社が自社の利益のみを考えるのではなく、経営者が社員を...