戦後、高度経済成長の道をひた走ってきたわが国も、昭和40年代に入り、公害、交通災害等の経済成長のひずみが大きな社会問題となり、「福祉なくして成長なし」の政治スローガンのもと、社会政策的な取り組みが重要課題になった。このような流れの中で、1970年5月、共通の基本理念に沿った障害者施策の総合的推進を図ることを目的に「心身障害者対策基本法」が制定された。その後、社会経済情勢の変動に応じて、1993年に「障害者基本法」と改名された。
障害者基本法の内容は次の通りである。
?法の目的として、障害者の自立及び社会参加の支援を促進し、「完全参加と平等」を目指すこと。
?生姜車とは、身体障害、知的障害又は精神障害があるため、継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける物と定義した。
?国民の理解と関心を深めるために、「障害者週間」を定めた。(12月3日〜9日)
?政府・都道府県・市町村は、「障害者基本計画」(都道府県障害者計画・市町村障害者計画)を策定しなければならない。
障害者施策はこの障害者基本法に基づいて、行われている一口に障害者と言っても、置かれた状況はさまざまであり、これに対する施策も多岐にわたり、さまざまな特徴がある。まずは、乳児期から学童期、青年期、壮年期、高齢期に至るライフステージの全ての段階に政策的対応の必要な障害者が存在することである。第2に、障害の種類、程度、受傷の時期によってニーズに違いがあり、多様できめ細かい施策が必要なことである。そのために、障害者施策に関係する専門技術職が多いといえる。
『障害者福祉施策の概要について述べなさい。』
戦後、高度経済成長の道をひた走ってきたわが国も、昭和40年代に入り、公害、交通災害等の経済成長のひずみが大きな社会問題となり、「福祉なくして成長なし」の政治スローガンのもと、社会政策的な取り組みが重要課題になった。このような流れの中で、1970年5月、共通の基本理念に沿った障害者施策の総合的推進を図ることを目的に「心身障害者対策基本法」が制定された。その後、社会経済情勢の変動に応じて、1993年に「障害者基本法」と改名された。
障害者基本法の内容は次の通りである。
①法の目的として、障害者の自立及び社会参加の支援を促進し、「完全参加と平等」を目指すこと。
②生姜車とは、身体障害、知的障害又は精神障害があるため、継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける物と定義した。
③国民の理解と関心を深めるために、「障害者週間」を定めた。(12月3日~9日)
④政府・都道府県・市町村は、「障害者基本計画」(都道府県障害者計画・市町村障害者計画)を策定しなければならない。
障害者施策はこの障害者基本法に基づいて、行われている一口に障害...