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児童期、青年期において社会的認知(社会性の発達、対人関係(親・仲間))の拡がり、自己意識などがどのように変化するかまとめよ。
1.発達
年齢にともなう心身の変化のことを発達と呼ぶ。発達は連続した過程であり、ある時期には、前の時期には見られない特徴が表われるので、発達段階を区分する必要がある。この時期の区分は、研究者によって、色々な観点から区分されているが、ここでは児童期と青年期について述べる。
2.児童期
　児童期は、身体発達も比較的緩やかで情緒的にも安定した時期である。
この時期、学校という新しい生活空間を得たことにより、子どもの対人関係は大きく変化する。それまでになかった大規模な集団や上級生の存在、教師に従うことや何らかの役割を果たすことが求められることで、子どもは不安に感じるようになる。この不安の解消のために、子どもはまず学級集団のリーダーである教師との関係を結び、それに依存することを望む。
しかし、子ども同士が互いに結びつきを積極的に求めるようになると、仲間関係が心理的に占める割合は、親や教師との関係を超えるものとなる。
　小学校中学年になると、母親や教師への同調は下降していく...

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