大阪のおばちゃんについて
大阪のおばちゃんと笑いについて
私は「大阪のおばちゃんと笑い」について論じる。日本人は〔大阪のおばちゃん〕と聞いて、まず面白くて明るいというイメージを抱くだろう。私の中でも、大阪のおばちゃん達はテレビの街頭インタビューなどで私たちを笑わせてくれるというイメージがある。
はじめに、テレビでよく見る光景のひとつである、街頭インタビューでの大阪のおばちゃんについて注目してみよう。服装や方言である関西弁など、独特の雰囲気を醸し出しながら話す、大阪のおばちゃんによるダメ出しは強烈であるということが分かる。物事を、短くハッキリと言う。彼女らは、「いるもんは、いる」「いらんもんは、いらん」と、思いと言葉が一致した言い方をするのだ。この、思っていることをストレートに口に出すという行為は、”社交辞令”が通用しないという欠点があるのだが、イエス・ノーが明確に出来るため、オレオレ詐欺などの詐欺の電話や悪徳商法の被害にあいにくいという利点もある。
例えば、「オレ、オレ」とかかってきた電話に、「あんたダレ?」の一撃をくらわせ、「オレ、オレ? そないな名前の子は、ウチにはおらん」(ガチャーン)と、このように、大阪...