『特別活動の内容、新学習指導要領改善のポイント』
本レポートでは、特別活動を構成する内容を明らかにするとともに、新学習指導要領において改善された主なポイントについて具体的に述べる。
まず、学級活動・ホームルーム活動のねらいとして、学習指導要領には、「学級活動を通して望ましい人間関係を形成し、集団の一員として学級や学校におけるよい生活づくりに参画し、諸問題を解決しようとする自主的・実践的な態度や健全な生活態度を育てる」とある。内容として、まず学級や学校の生活の充実と向上に関することには、話し合い活動、係り活動、そして集会活動がある。次に、日常の生活や学習への適応および健康や安全に関することとしては、不安や悩みの解消、基本的な生活習慣の形成、望ましい人間関係の形成、意欲的な学習習慣の形成、学校図書館の利用や情報の適切な活用、健康で安全な生活態度の形成、そして学校給食と望ましい食習慣の形成などがある。
次に、児童会・生徒会活動のねらいは、学習指導要領によれば、「児童会活動を通して、望ましい人間関係を形成し、集団の一員としてよりよい学校生活づくりに参画し、協力して諸問題を解決しようと...