ERCPについて

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                  看護レポ-ト
    ERCPについて
               
       
               
    ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)
    内視鏡を十二指腸まで挿入し、ファーター乳頭開口部からカテーテルを挿入し、造影剤を注入することにより、胆管・膵管を造影し、形態の観察・疾患の診断を行う検査である。
    検査は30~60分と時間がかかり、内視鏡下で行うことから、患者の負担が大きいため、十分な説明と援助が必要である。また、検査後の合併症に注意し管理することが必要である。
    ★検査の目的★
    造影により胆管・膵管の形態の変化を観察する。
    胆管:胆石・胆管癌・胆管の拡張や狭窄の有無
    膵臓:慢性膵炎・膵癌・膵管の拡張や狭窄の有無
    その他:十二指腸乳頭部位の病変観察や胆石の除去・乳頭切開などを行うことも可能である。
    検査の実際★
    検査の前に前投薬(硫酸アトロピン1A)を投与する。
    患者を検査台に寝かせ、仰臥位をとらせる。顔の下に処置用シーツを敷き、膿盆を顔の横に準備する。
    咽頭麻酔(キシロカインスプレー)を行い、マウスピースを噛ませる。
    内視鏡を挿入する。挿入時の体位は左側臥位とし、患...

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