社会科地理・歴史科教育法Ⅰ

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    資料紹介

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    ① 「広い視野に立って」という部分は多面的、多角的なものの見方と、国際的なものの見方という二つの視点が要求されていることを表す。「社会に対する関心を深め」という部分は、学習過程において生徒自らが社会的事象を見出し、課題を設定し追及していくことにより、社会科に対する関心を高める狙いがある。「諸資料に基づいて多面的、多角的に考察し」の部分は情報化の進展という時代の要請により加えられた部分だ。社会における事象はとらえる観点により大きく見方が変化する。そこで資料を適切に収集、選択、処理、活用し、それらの資料に基づいて公正に判断する態度を身につけさせるというものである。ここで出てくる「多面的・多角的」というのは先ほどの「広い視野に立って」というところに出てきた多面的・多角的とは意味が若干異なり、「多面的」という部分で社会的事象が様々な面を持っていること、「多角的」という部分でそうした社会的事象を様々な角度から考察し理解することを意味している。これらは新しい学力観に立った努力目標として示され、高度で複雑化した現代社会を生きるため、そして生涯学習時代の現代における自己教育力を高めるために新たに組み込...

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