≪聖徳短通信≫幼児の人間関係をはぐくむ保育者の援助について述べなさい

閲覧数2,776
ダウンロード数13
履歴確認
更新前ファイル(1件)

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    幼児期は、親や家族を頼りきってはいるが『幼児が自分を見いだし、独立心が芽生え、自我の確立の基礎ができる時期』*1と言われている。自我とは、自分がしっかりしていくこと、自己主張が育っていくことをいうが、自分だけで育つものではない。なぜなら、自分というのは、他者があっての自分である。他者と自分を比べ、自分自身を意識することからはじまる。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     幼児期は、親や家族を頼りきってはいるが『幼児が自分を見いだし、独立心が芽生え、自我の確立の基礎ができる時期』*1と言われている。自我とは、自分がしっかりしていくこと、自己主張が育っていくことをいうが、自分だけで育つものではない。なぜなら、自分というのは、他者があっての自分である。他者と自分を比べ、自分自身を意識することからはじまる。
    では、他者との関係を保育者はどう援助していけばよいのだろうか。
     まず、他者との関係の中で、3つの関係が必要とされている。
    1.自分と同じ遊びで楽しさが共有出来、時にはぶつかり合える対等の関係。
    2.お兄ちゃん、お姉ちゃんに対して憧れの気持ちを膨らませ、背伸びをしてしまう、憧れの気持ち。
    3.自分自身がお兄ちゃん、お姉ちゃんとなり、他者に世話を焼いて自分の力を確認する思い。
     他者と色々な関係を切り結びしながら自我を育てていくのが幼児期前半である。保育者と自分、友達(1人)と自分という1人ひとりの他者との間で自分を作って行く。それに対し、幼児期後半は、1人1人の具体的な相手ではなく、集団の中での自分、集団に対する自分というものを感じるようになる。その集団...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。