ベータ値比較

閲覧数2,402
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員880円 | 非会員1,056円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「β値比較」
     このレポートでは、様々な業種のβ値を算出することで、β値にどの程度の差がみられるのか、なぜそのような違いが生まれるのかなどについて記述する。データの収集方法としては、業種の中からランダムで1社を選択し、Yahoo Financeのデータをもとに2008年7月7日から2009年7月7日の間における計23社のβ値を調べた。それを表にしたものが図1である。
    図1 各社のβ値
    (1)投資判断にβ値を用いる際は注意が必要である

    β値が最も大きい企業はANAで、その数値は約0.05である。逆に最も大きな企業は商船三井で、約1.957という結果になった。投資家にとってこの差はかなり大きい。仮に、市場が30%下落する局面において1000万円を商船三井に投資するならば、株価は1.957×30=58.71%(下落)となり、損失が5,871,000円も出てしまうが、ANAならば、0.05×30=1.5%(下落)となり、損失は150,000円で済むことになる。逆に30%上昇する局面ならば、商船三井は5,871,000円の利益となり、ANAは150,000円のみの利益となる。要するに、β値の高...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。