2010年度 佛教大学 通信教育部 レポートです。
教科書の内容に沿ったものになっております。
参考にしてください。
現在は情報社会さらには知識社会と呼ばれているが、その社会にあっては知識を扱う教育はきわめて重要である。基礎基本の学力と教育格差と経済格差との関連について論ぜよ。また格差問題を解決するうえで教育方法はどのようにあるべきか。
はじめに、教育格差、経済格差という格差問題についてであるが、教育格差とは、生まれ育った環境により受けることのできる教育に格差が生まれることを指し、経済格差とは、経済活動の過程において発生する富める者とそうでない者の差のことである。つまり、経済格差により貧富の差が生まれ、「どの親の元に生まれたか」によって、教育格差が生まれると考える。次に基礎基本の学力とはであるが、新教育課程において重要とされる学力には、「基礎的な学力(基礎的な学力A.B)」と[新しい学力(発展的な学力、実践的な学力)]にわけることができる。前者はまさに「不易な学力」であり、「伝統的な学力」である。最近の「学力低下」の議論は、この学力をターゲットにしたものである。そこには、学校の主な社会的使命が「私たちやの祖先がつくってきた言語、数理、科学技術、芸術、
スポーツなどの文化の中から、重要なものを次の世...