児 童期、青年期において社会的認知( 社会性の発達、対
人関係( 親・仲間)) の拡がり、自己意識などがどのよう
に変化するかをまとめよ。
S8102 教育心理学1 第1設題
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児童期、青年期において社会的認知(社会性の発達、対
人関係(親・仲間))の拡がり、自己意識などがどのよう
に変化するかをまとめよ。
Ⅰ . 児 童 期
( 1 ) 仲 間 関 係 の 広 が り
就学とともに学校という新しい生活空間を得たことに
よって、子どもの対人関係は大きく変化する。初めて学
校に足を踏み入れた子どもは、大規模な集団に驚き、上
級生の存在を脅威に感じるかもしれない。また、学級で
は教師の行動や態度に同調したり、集団規範に従うこと
や何らかの役割を果たすことが求められる。こうした新
しい体験からの不安を解消しようとして、子どもはまず
学級集団のリーダーである教師との関係を結び、それに
依存しようとする。しかし、しだいにおとなたちを介し
た一時的な遊び相手としてではなく、子どもどうし互い
S8102 教育心理学1 第1設題
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に結びつきを積極的に求めるようになる。やがて、子ど
もにとって仲間関係が心理的に占める割合は、親や教師
との関係を超えるものとなる。
小学校中学年になると...