明星大学通信教育部 小学校教員免許取得のため,履修した体育科教育Ⅰの1単位目です。
問題
運動が児童の発育・発達および健康や体力に及ぼす効果と逆効果について考察せよ。
問題
運動が児童の発育・発達および健康や体力に及ぼす効果と逆効果について考察せよ。
講評
運動学習が児童の身体に及ぼす効果について,よく研究しまとめています。
適度な運動は児童にとっての発育や発達、健康や体力に影響を及ぼす。しかし、方法を間違えればそれが逆効果となることもある。ここでは5つの点について考えてみたいと思う。
(1)健康 適度な運動は健康な身体を維持・増進させるために必要である。そして体育は運動を行うことによって身体の各々の諸器官を活発にし、発達の刺激として、また退化や老化の防止として体をより健康にすることが目的となる。
(2)身体の発育 児童期には発育段階に見合った運動の量と質を的確に設定をして運動・スポーツの指導を行うことが重要である。というのは、骨の発育の場合、児童期はどの骨も発育が盛んな時期であることには間違いはないが、この時期の骨は大きな力や張力に対して傷つきやすくなっており、いったん骨に異常をきたすとその後の正常な発達が阻害される結果になってしまうからなのである。
身長の発育の場合にも、子どものからだの発達段階に見合った運動を行わせる必要がある。体育指導にお...