ジョン・ロックにおける子どもの教育論、特に習慣形成や賞罰法を中心に述べよ。
ジョン・ロックといえばイギリスの哲学者、政治思想家である。彼は精教徒の地主の子として生まれた。先ず彼の生まれた時代背景を考えてみる。イギリスでは彼が生まれて10年後位あとに市民革命が起きている。市民革命はピューリタン革命と名誉革命がある。彼は大学で哲学、政治、宗教を学び、後に医学も学んでいる。当時の旧体制は新体制にさほどの抵抗もなく従っている。絶対王政の独占体制廃止や、国王特権の廃止、王権の制限や封建制の廃止からの近代政治への移行等が革命で行われた。
この後、クロムエルによるプロテクター政治が行われる。これは王制派や長老派、平等派を抑えつけた軍事的独裁政治となった。この時期には貧困子弟に、社会保全、貧窮防止の発想から初等普通義務教育の普及が必要と
S0101 教育原論 設題2
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された。又、ブルジョア階級には社会、産業科学の近代化のために、中学、高等教育の拡張が提唱された。この時代も二極限化が進んでいたのかと思われる。現代もそうだが、ブルジョア層はより高い教育を受けられ、より難関大学...