行政府と立法府の関係による政治制度の類型化(単位取得)(2009年)

閲覧数2,576
ダウンロード数9
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    単位を取得済みの合格レポートです。政治制度の類型を考察する場合、最も基礎的かつ根本的な要素は権力分立方法、すなわち立法、行政、司法の三権をどのように分立しているかという点である。このうち司法府は非政治的でかつ政治より独立した部門であるべきことから、立法府と行政府の分立を通じて政治制度の類型を考える。大きな区分としては立法権と行政権の明確かつ厳格な分立を組織の原理原則としているのが大統領制、双方の権力分立が比較的緩やかで、また場合によっては融合・連動するような組織原理を基礎とするのが議院内閣制だとされる。
    政治制度は長い歴史の中でその国政に最もフィットする形で作り上げられ運用されている。言葉をかえれば、政治制度の研究を通じてその国の社会情勢や組織原理の本質を垣間見ることもできる。本レポートでは、行政と立法の実運営における関係性から政治制度を類型化し、大統領制、議院内閣制の比較や、各国政治制度の特色比較なども交えて纏めていく。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    政治制度の類型を考察する場合、最も基礎的かつ根本的な要素は権力分立方法、すなわ
    ち立法、行政、司法の三権をどのように分立しているかという点である。このうち司法府
    は非政治的でかつ政治より独立した部門であるべきことから、立法府と行政府の分立を通
    じて政治制度の類型を考える。大きな区分としては立法権と行政権の明確かつ厳格な分立
    を組織の原理原則としているのが大統領制、双方の権力分立が比較的緩やかで、また場合
    によっては融合・連動するような組織原理を基礎とするのが議院内閣制だとされる。
    政治制度は長い歴史の中でその国政に最もフィットする形で作り上げられ運用されてい
    る。言葉をかえれば、政治制度の研究を通じてその国の社会情勢や組織原理の本質を垣間
    見ることもできる。本レポートでは、行政と立法の実運営における関係性から政治制度を
    類型化し、大統領制、議院内閣制の比較や、各国政治制度の特色比較なども交えて纏めて
    いく。

    大統領制
    アメリカに代表される大統領制は、立法、行政の明確な分立を組織原則としている。象
    徴的な例として、立法を司る議員は行政を司る官僚と兼務・兼職ができない。これにより、
    立法...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。