両生類が繁栄した時代は、石炭紀とペルム紀であり、その時代の三角州湿地帯を格好の生息地として適応放散し、多様な種類が存在した。当時の両生類の代表格には、歯のエナメル質の部分の断面が、迷路状にいりくんでいることに由来し、迷歯類と呼ばれている仲間がいる。迷歯類はさらに椎骨の形態によって、エンボロメリ類とラキトム類に分類される。
両生類と爬虫類の進化
今回のレポートでは、魚類の後に出現した両生類と爬虫類について詳しく述べたい。
1.両生類
両生類が繁栄した時代は、石炭紀とペルム紀であり、その時代の三角州湿地帯を格好の生息地として適応放散し、多様な種類が存在した。当時の両生類の代表格には、歯のエナメル質の部分の断面が、迷路状にいりくんでいることに由来し、迷歯類と呼ばれている仲間がいる。迷歯類はさらに椎骨の形態によって、エンボロメリ類とラキトム類に分類される。
エンボロメリ類は、四肢骨はひ弱で、陸上での歩行よりも、尾を用いての水中での生活にたけていたようである。それとは対照的に、ラキトム類は陸...