肢体不自由がある子どもの自立(自律)と教育の役割につい

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    資料紹介

    東京福祉大学通信教育課程「肢体不自由教育Ⅱ」のレポート参考に。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     「肢体不自由がある子どもの自立(自律)と教育の役割について述べよ。」
     「自立」とは本来、「他からの支配や援助を受けず、自分の力だけで物事を行うこと」を意味する。辞典によって違いはあるが、「他の援助を受けずに自分の力で」と「他の支配を受けず自分の力で」の2つの意味をもつものとされている。
     後者の「他の支配を受けずに自分の力で」ということは、「自己決定こそ自立」であるという主張と結びつく。しかし、周囲の人々との協調・協力関係なくして、より良い自己決定を行うことはできない。また、知的障害もある場合、自己決定をすることがすなわち、生活を豊かにすることに繋がるとは限らない。
     一方、「他の援助を受けずに自分の力で」という自立観は伝統的なものではあるものの、文字通りに「他の援助」を受けないで生活するということは、障害のある人にとって決して簡単なことではない。
    では、特別支援教育における「自立」とは、どのようなことを指すのであろうか。平成21年に改訂された特別支援学校学習指導要領解説の言葉を借りれば、「障害のある幼児児童生徒が自己のもつ能力や可能性を最大限に伸ば」すため、「障害による学習上又は...

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