第一課題:評価A
教育関係法規の中の「教育課程」について説明し、教育課程の基準が設定されている理由について論じなさい。
参考文献:
「教育課程論」 齋藤新治 聖徳大学通信教育部 H21.5月
「教育学基礎資料」(5版) 新井郁男・牧昌見 樹書房 H20.10月
学校経営の基礎・基本 牧昌見 教育開発研究所 H21.7月
第二課題:<第二章 例題(2)>評価A
学習指導要領の法的拘束力と専門職としての教師の自由について論述せよ
参考文献:
教育課程論:第一課題と同様により略
HP:
・伝習館判決と教科書使用義務 羽山健一(ソース:大阪高法研ニュース第100号)
http://kohoken.s5.pf-x.net/cgi-bin/folio.cgi?index=bun&query=/lib/khk100a1.htm
・伝習館高校事件判決(ソース:基本コンメンタール教育基本法)http://www.h5.dion.ne.jp/~hpray/kyouikumondai/hourei-mondai/denshuukan-hanketu.htm
<所感>
個人的にはどちらも分かりやすく纏められたように思います。
試験問題は、2010年の夏くらいに受けた時のものです。
この試験は問題を知らないと、受からないと思われます。
一度目は10時間以上勉強して教科書をほぼすべておさえ…
そして落ちた苦い想い出の科目です。
ただ、問題が変わらないので、2度目は余裕でしたが…お気を付けくださいね。
※問題が現在変更されているかは把握していないので、その点もお気を付けください。
第一課題第一設題
教育課程をまず用語の定義から明らかにしていくと、これは「『学校教育の目的を達成するため』に、教育の内容を児童・生徒の発達に応じて、授業時間数との関連において総合的に組織した学校の指導計画」とされるものである。即ち教育基本法及び学校教育法の規定する目的実現において使用される用語であり、この点において広範な領域で使用される「カリキュラム」という用語とは区別して使用されるべきものである。
次にこの教育課程という言葉の位置づけをしっかり把握しておく必要がある。教育課程という用語は単体では理解できず、それがより根底のものを基準として順次に成立する一連の階層構造の中にある用語であることを理解しておかねばならない。
その階層において最も根底にある日本国憲法においては、国民主権主義・平和主義・国際社会主義・基本的人権の尊重等を普遍的な価値として定められている。そしてその憲法の理念に即した教育を行うために教育基本法を、これについては特に前文も置き、憲法が目指す理念をより明確なものとして教育の目的・目標・各教育機関の在り方や教育行政などについての在り方を具体的に定めている。またこの明確化...